2008年3月1日土曜日

カラーエコーの結果

日本獣医大で小山先生にお会いして、いままでの状況を話した結果、精密検査をすることになりました。血液検査、心電図、レントゲン、カラードプラーエコーをした方がよいということで、こいぬを先生にお預けし、私たちは待合室で約45分位待っていました。

アシスタントの方に名前を呼ばれ診察室に入ると、小山先生の他に助手の方やインターン生が5名位いました。そこで先生から「こいぬ君は、残念ながら僧帽弁閉鎖不全症です」とはっきりと宣告されました。先生曰く、エコーの逆流状況からすると、進行ランクは、中の中から中の高。心臓肥大はあまりしていないということでした。

あまりのショックで、正直、その後何を先生に聞いたのか、先生が何をおっしゃったのか、正確には覚えていません。

ただ、今後の治療としては、こいぬの病状を確かめながら、血圧を下げたり、心臓の筋肉が拡大するのを抑えたりする、心臓の保護薬を投与して、病気の進行を抑える治療をおこなっていくのがいいでしょう、ということでした。そこでまずは様子をみてみるということで、1ヶ月間ぐらいの薬をもらいました。その時いただいた薬は、フォルテコールです。

それから、私たちは、決まったホーム獣医さんがいませんでしたので、家の近所の先生で、頻繁にこいぬが通える病院を紹介してほしいと、我侭を申し上げました。小山先生は、先生の後輩で、私たちの近所の動物病院を紹介してくださりました。そこの病院にいけば、フォルテコールもあるので1ヶ月後までの間にそこへいくことにしました。ただ、カラーエコーで進行状況を診ていきながら、処方を変えていくということは、日本獣医大でしかできないということでしたので、確か2ヵ月後に予約をして帰ったと記憶しています。

とにかく、この日を境に私たちは、すべての世界がグレーに写る程の強いショックを受けました。主人など、診察室であまりのショックに目元がクラクラし、倒れそうだったといっていました。若干8歳のこいぬが、元気で毎日とびまわっているこいぬが、咳などほとんどしていないこいぬが、それでもすでに中の中ぐらいまで進行している心臓病など信じられませんでしたが、その事実を受け止めなくてはいけない辛い日々が始まったのです。

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